
DX DX戦略
DX取組宣言
株式会社鈴木測量設計は、岩手県盛岡市に本社を置き、測量や設計を通じて地域の未来創造に貢献する企業です。主な業務として、ドローンや地上型レーザースキャナを活用した三次元測量、土地調査や物件補償の査定を行う補償コンサルタント、開発・防災・環境保護に関する計画や設計を手掛ける建設コンサルタント、そして送電線の調査測量や工事に伴う用地業務などを展開しています。
近年、測量業界は大きな変化を迎えています。従来のように1点ずつ測定する方法から、レーザースキャナを活用した効率的な測量へと進歩し、現実の空間を正確にデータとして記録できるようになっています。従来のやり方に固執していると業界内で取り残されるリスクも高まっており、技術の習得と柔軟な対応が求められています。測量技術の進化は、作業効率を飛躍的に向上させ、今後も測量業務のあり方を根本から変えていくでしょう。
今後の変革においては、現在基盤となっている複数のシステムを一元化し、生産性向上・業務改善を目指します。そのために、人材育成にも力を入れ、お客様のニーズに即座に対応できる組織にしていきます。
株式会社鈴木測量設計は、これからも確かな技術提供で道路・河川などの公共土木インフラや電力供給など、社会資本の建設・維持管理することで、地域の未来創造にお役立ちすることを目指し、メンバー全員でDX推進に取り組んでいきます。
経営理念・経営ビジョン
【経営理念】
- (科学性)
- 私たちは、“測る/計る”事を通して地域の未来創造に貢献します。
- (社会性)
- 私たちは、自然とまちが共存し、安心して生活できる社会づくりに貢献します。
- (人間性)
- 私たちは、社会へ役立つ事で成長し、生きがい・働きがいの充実を目指します。
【経営ビジョン】
- 株式会社鈴木測量設計は、お客様へ継続して貢献するために、データとデジタル技術を活用して、生産性向上と社員のやりがいの充実を目指します。 5年後には土木・電力インフラ整備に関わる建設産業でDX活用度NO.1を目指します。
DX戦略
5年後に土木・電力インフラ整備に関わる建設産業でDX活用度NO.1を目指すという経営ビジョンや生産性向上と社員のやりがいの充実のために、下記のDX戦略を推進します。
戦略1 顧客視点
- ◆最新の測量技術を提供し、顧客満足度向上
- ドローンやレーザースキャナを活用した最新の三次元測量技術を積極的に導入することで、他社との差別化を図り、即座に測量することで顧客満足度を向上させる。
戦略2 業務効率化
- ◆システムを一元化し、業務改善・効率化を図る
- 現在基盤になっている複数のシステムを一元化し、デジタルの観点と人的の観点から業務改善・効率化を図り、ひいては生産性を向上させる。
戦略3 人材育成
- ◆デジタル人材育成
- 最新の測量技術を扱える人材、または最新のデジタルツール等を扱える人材の育成を行う。
体制・人材育成
当社は、 DX実務執行総括責任者(社長)を中心としたDX委員会を設置し、各部門長を構成員として定期的にDX戦略の進捗を確認しながらDXを推進します。また、DX委員会で計画を立案しデジタル人材の育成を進めます。

デジタル技術、環境整備
当社は、DX推進のために毎年経常利益の5%を投資し、以下の既存システムの見直しや新規システムの検討により、デジタル技術の導入や環境整備に努めます。
- <既存システム>
-
・チャットワーク
・サイボウズオフィス
・Kintone(ノーコードツール)
・キングオブタイム(勤怠)
・Googleワークスペース
- <新規システム>
-
・GAS
・RPA
・生成AI
・スマートグラス(遠隔臨場)
数値目標(KPI)
戦略 | 内容 | いつまでに | 目標(KPI) | 担当部署 |
---|---|---|---|---|
戦略1 顧客視点 |
①新規導入した測量技術に関する顧客満足度調査 →お客様の声をルッカースタジオに蓄積・数値化 |
2027年までに | プラスの声 2024年比15%増 |
業務部 |
戦略2 業務効率化 |
②kintoneアプリを複合し、原価予算と実績のスピード見える化 | 2027年までに | 移行100%達成 | DX委員会 |
③ドローンやレーザースキャナを活用し測量案件を迅速に完了 | 2027年までに | 2024年比1件あたりの案件完了時間10%短縮 | DX委員会 | |
戦略3 人材育成 |
④現場で最新測量技術を扱える人材(ドローンやレーザースキャナを扱える人材) | 2027年までに | 25名 | 業務統括本部 |
⑤デジタル人材(Googleワークスペース・生成AIを触れる人)の育成 | 2027年までに | 25名 | DX委員会 |
DXに関する社長(実務執行総括責任者)メッセージ
株式会社鈴木測量設計は、長年にわたり培ってきた測量技術と経験を基に、地域のインフラ整備に貢献してまいりました。しかし、社会環境の急速な変化、特にデジタル化の進展は、私たちの事業モデルに新たな課題と同時に、大きな可能性をもたらしています。
この度、株式会社鈴木測量設計は、測量業界におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)を積極的に推進し、変化をチャンスに変えていきます。具体的には、ドローンやAIなどの先端技術を導入することで、測量データの精度向上だけでなく、新たな価値創造を目指します。
また、社員一人ひとりがデジタル技術に精通した人材へと成長できるよう、教育プログラムを充実させ、社内全体のデジタルリテラシー向上を図ります。
これらの取り組みを通じて、株式会社鈴木測量設計は、測量業界のリーディングカンパニーとして、地域社会の発展に貢献するとともに、測量という仕事の魅力を再定義し、次世代を担う人材育成にも力を入れていきます。
株式会社鈴木測量設計
代表取締役 鈴木史章